お客さんはその価値を見い出さない商品やサービスは購入しません。
このため、自社の商品やサービスの魅力を伝える活動が必要です。
このことを戦略的ポジショニングと言います。
マーケティングにおけるものです。
この活動ではまず購買決定要因を踏まえます。
その上で、どんな魅力がある商品やサービスにするか検討します。
なお購買決定要因は、お客さんが様々な商品やサービスの中から最終的にどれを選ぶか決定する要因のことです。
例えば自動車なら、デザインがお洒落、車内が広い、また価格が安いことなどが購買決定要因です。
高い耐久性や安全性、燃費がいいことなどもそうです。
お洒落なデザインや車内の広さについては、こだわり過ぎる必要はありません。
イメージだけでかまいません。
コーヒーの場合なら、例えば男性にとって癒されるものというイメージがあれば良いでしょう。
癒やしを求めて多くの男性が買い求めることが予測できます。
お客さんが強く意識する要因は２つほどでしょう。
この活動をする際は2つほどに絞り込んでください。
購買決定要因を踏まえた、魅力的な商品でも、ライバル会社と同じようなものではいけません。
お客さんが自社の商品やサービスを選んでくれないかもしれないからです。
ライバル会社と違うことをして、その優位性を伝えましょう。
また、カニバライゼーションを避けることも大切です。
同じカテゴリーの中でいくつかの商品を提供しているという場合、自社の商品の間でお客さんの取り合いをすることになってしまいます。
カニバライゼーションはこのような状況のことです。
ライバル会社の優位に立つことが大切です。
自社の商品同士のカニバライゼーションは避けましょう。